俺の敵は俺。

性同一性障害。FTMも十人十色。
私が歩んだ道のり、手術や手続きで困った点なども記録していこうと思います。
私は決まって変わった事はしていませんが、様々な進め方の一つとして、どこかの誰かの参考になればと思います。

遠距離恋愛




俺がいたのは自衛隊でも航空自衛隊。



航空自衛官は

日本中の基地に飛ばされるので、

俺が片想いしていた人とも

かなり距離が離れた部隊に

配属になってしまった。



その子には同じ基地にいた時に

一度告白をした事がある。

でもその時は返事は聞かず、言い逃げをした。



最初は離れる前に

伝えれればそれでいいと思った。



返事聞くのが怖かったのもあるが。




だけど、気持ちを口にしたら

より一層、その子が気になっちゃって。



ラインもほとんどした事なかったけど、

ウザかられない程度に

ラインや電話をしまくった。




喫煙所で煙草吸う時は

頭の中で


告白の練習や

フラれた時の返事の練習もしてた。




俺、中学生みたいだなと思った。





まあ、そんなこんなで

思いが高まった時に

電話でもう一度告白した。




結果はまさかのOK。




だけど彼女すげえモテるから。



なんで

俺を選んでくれたのか

嬉しい反面、

今でも不思議で仕方ないね。




そんなこんなで

現在、付き合って五ヶ月。



遠距離だから、

会える回数は限られてて



車を見送られたり、

新幹線見送ったり、

飛行機見送ったり。



乗り物活用しまくって

恋愛続行中です。




別れ際になると

泣いちゃう彼女。


泣いてたくせに

笑いながら涙拭ってたり。



それ見る度に

遠距離つら!ってなるけど



敬礼してバイバイする

あの瞬間も嫌いじゃない。




さすがに

空港で後ろ姿見送るのは

切なかったが。




まあそんな彼女が

俺の実家にきた時のこと。


三ヶ月ぶりに会った。



観光したり温泉泊まったり

俺の友達と一緒に遊んだり


全部楽しかった訳で。




でも俺が1番記録に残したいのは



彼女が彼女の家の人に

俺の事を電話で話してくれたこと。




まさか、こんな早く

話してくれるとは思ってなかったから

心臓バクバクだった。





性同一性障害の彼氏。




話す彼女の気持ち、

話される彼女の家族の気持ち。




色々考えたら

ただ、ただ、申し訳なかった。




一生懸命俺の説明する

彼女の言葉を聞いてたら、


あー、俺のことここまで

理解してくれてたんだなと



なんか、嬉しかった。





まあ、電話切ったあと

何故か彼女が泣いて、俺に謝る訳だ。




だから、言ったんだよ、


俺はこんな風に壁が多いから

ごめんねと。



でも彼女は壁に思った事はない

的に言ってくれたんだよ。




女の子って強いなーと思った。




この場を借りてありがとう。






彼女寝たの見ながら



なんで俺は

性同一性障害なんだろう。

なんで最初から

男じゃなかったんだろう。



って、誰にもぶつけれない葛藤ですよ。




面白いくらい、寝れない。




って思ったのは一瞬で、

朝までしっかり寝てた

俺はかなり単純だ。






まあ、




弱気になっても

周りの反応が怖くなっても

色んな壁にぶつかっても

すげえ悔しくて仕方ない時も


自分に勝つしかないって事。




俺が俺に負けてたら

誰かと付き合う資格も


親からもらった身体を

変えていく資格もない。




だから俺の敵は俺です。





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