俺の敵は俺。

性同一性障害。FTMも十人十色。
私が歩んだ道のり、手術や手続きで困った点なども記録していこうと思います。
私は決まって変わった事はしていませんが、様々な進め方の一つとして、どこかの誰かの参考になればと思います。

自衛隊生活2

自衛隊、自衛隊って俺うざいけど、



自衛隊は俺に沢山の事を教えてくれた。




ここじゃ書ききれないくらい。



ペラペラ口外できないことも

あるから書けないんだけどさ。





まあ一つ。


自衛隊にいる時に

死ぬほど自分を恨んだ事があった。





俺のせいで、

俺につきまとう性同一性障害のせいで



とある人たちに迷惑がかかる事態になったから。





俺、自分の中で暗黙のルールがあって

自分が泣くのって許せない





小さなプライドがあって。

感動で涙出ることはあるんだけど。




でもその時、色々重なってて

自分ではどうしようもない問題だった。

人生初の土下座もした。



金貯めるまで自衛官辞めないと

思ってたのに



何とかしてください。

自分は自衛官辞めますからって言っちまった。




涙勝手にでるっけ。

悔しくて申し訳なくて。



今世紀一番

性同一性障害が憎かったね。





今思えば、無理な押し付けだったな。




でもあの瞬間は一生忘れん。







その時に親になんて言おうか。

すげー悩んだあげく、電話した。



俺が言ったのは

俺、自衛官やめる。って一言だけ。




それしか言えなかったが親は、


あんたは頑張った。

胸張って帰っていい。


って言ってくれた。




そん時初めて

あー親は偉大だなって。

親ってすげーなって思った。





そこから親との距離が

ぐっと縮まった。




俺が向きあってこなかっただけ。

俺が逃げていただけ。




そこからはたまに意地を張るけど

素直に話せるようになったかな。






まあ結局、すぐには

自衛隊は辞めないで済んだが。






まずね、そん時に支えてくれたのは、

自衛隊の同期だったな。




自衛隊なんてくそったれって

思ったこともあったけど、



出会いがデカすぎて

いつの間にか

周りが大切になりすぎてた。




だから自衛隊きてよかったと思えた。






その時、実は、

片思いしてた子もいた。




それを

色々な人が当たり前のように

応援してくれんの




普通変だろ?

俺、女性自衛官でここにいるのに






俺の中での当たり前は

普通は疑問に思うんじゃないの?



何が普通か分からなくなるくらい

あったかい場所だったって事です。




みんな自然と

男として接してくれてた。




優しい人だらけだ。





まあ色々あって勇気出して

その子に告白した。




返事は






聞くのが怖くて

言い逃げした。





いやーすげえ怖かった。

手汗半端なかった。




俺ってこんなチキンだったのって

自分でも驚いた。






んで俺はその子と違う部隊に移動になり

かなり離れちゃったけど。



言うならば日本の北と南。





そこからまた俺の片想いスタート。






その子の事はまた違う形で

書こうかな







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自衛隊生活1

不安だらけの自衛隊生活開始。




元々、集団生活苦手。

ましてや、女の子たちとずっと生活。

いやー俺できるのかなと

恐ろしかった。




今まで自由に生きてきすぎて、



消灯22時ってなに。

朝6時にラッパ鳴ったら

なんで外に走りにいくの。

身辺整理ってなに。

なんで毛布バームクーヘンするの。




って、女、男の前に

自衛隊って恐ろしかった。





風呂や洗濯をして

自由な時間が少ししかない中で

なんでバカみたいに毎日靴磨くの。

アイロンかけるの。





俺、若気の至りと同時に

寿命縮まねえかなって

中2で煙草始めて、ヤニ中。




タバコ命だったから、

ほぼ、喫煙所にいた訳だ。



だから靴磨きやアイロンより

タバコに時間を費やしたバカだったから

毎日怒られてたな。





まあ、最初はね、

誰とも関わらなくていいやって。


俺がここでやるべき事は

手術代を稼ぐこと。それだけ。




それをしながら人の役に立てるなら

最高じゃん。





そう思ってたけど、

自衛隊にきて沢山の出会いがあって




自分をそのまま出せて

それを当たり前のように

受け入れてくれる事が嬉しくて

有難くて




気づいたら自分から話かけて

自分から人と関わろうとしてて




そんな自分が新鮮だったな。






やっぱ衣食住を24時間共にする

ってデカイ






普通じゃ経験できない経験を

たくさんさせてもらった。






だから自衛隊きてよかったと思う。








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ホルモン治療


FTMの中では常識になりつつある

ホルモン治療の副作用。





俺は、ネットとか全然見ないで

生きてきたから、

なんとなくしか分からないまま

治療開始した。





1、2本目で

声がかすれてきたかな





4、5本目で

声もどんどん低くなってきた。


顎に髭も生えてきたかな。

まあ微々たるものだったけど。





そこからなんと



まさかの



自衛隊に入隊することになった。




手術代貯めるのに

どうしようかなー



公務員だし、身体動かすの好きだし

自衛隊いいじゃんと思い、

保育士しながら、受験をしてたから。




試験まで残り一ヶ月半。

無理だろと思いながらも、

馬鹿な俺が、馬鹿みたいに勉強した。




担任してたから、仕事多くて

帰りは22時過ぎるの当たり前。




そこから帰ったら勉強して

0時に軽く走って寝て

5時に勉強して仕事いく。



休みは全部

図書館で一日中勉強。



あんな勉強したの人生初でした。

短期集中型だから丁度よかった。



逆に半年以上あったら

勉強しなかったな




まあ、人間、ヤル気があれば

何でもできるんだなと思った。






そんなこんなで

H26.8.31 自衛隊入隊





身体検査があるから

入隊の一ヶ月前から治療ストップ。

だから5本目でストップ。





それでも女性自衛官として

入隊した俺は

みんなより声は低いし

ちょっと浮いてたかもなあ。




酒やけです。

って誤魔化してた。





そこから半年。

治療できなくて、生理くる恐怖に

何気に怯えてた。





思い出したくもない

高2か高3で初生理がきた。

くんの遅いから、こないんじゃないかとうかれていたのに。




でも当時筋肉質になり過ぎて

2年間生理こなかった事もあったり、




体質的に打たなくても止まったまま

だったのが救いだった。





でも途中で辞めると

また女にもどってくんじゃないか

って恐ろしかったな






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